週末

08/07

寝不足なまま目覚まし時計の音に起こされた。

時間を見ると出勤時間だ。一瞬頭が混乱していたために慌てたがすぐに土曜だと気がついて再び寝る。

しばらくして電話で目が覚める。母親だ。今日来たいって行ってたっけか。家も散らかっていたので片付けでもしてもらう下心もあり了解したのを思い出した。正直だるいがまあしょうがない。

時々母がまだ子離れ出来ていない気がして少し心配してしまう。もし俺が過労で死んだり頭がいかれて自殺したりしたら病気になってしまうだろうな。

大分前から死ぬということをよく考える。いや、正確に言うと生きるとはどういうことかをよく考える。正直なところ、最近生きてる意味が良くわからない。もともと地球上に人間が存在することに意味なんてないのかも知れないがそういうことではなく、自分にとっての、自分が持つ生きる意義?が見出せない。昔は自分は高い能力があり信念がありそれなりの幸福があるもの、と考えていたが最近はまったく逆のことばかり考える。

「哀れ、肉体は悲しく、書物も全て読み終えたり」

どうだろうか。自分も同じ気持ちなのか。良くわからない。

両親とは仲も良いし感謝もしているが両親のことを考えると両親が自分に抱く期待が頭に浮かび憂鬱になる。

この日は結局母親が訪ねてきて家の片付けをし昼飯を一緒に食べ新宿まで送り(というか俺も用があったので同行し)分かれた。そのままスポーツジムに行き1時間ほど泳いで帰宅しその後特に書くことは無し…、でもない。

高校のころ読んでいた作家の小説を買い久々に読み直した。ジョナサンキャロルの「炎の眠り」。
ついでに未読の「沈黙の後で」も買う。同じ作家の本は「死者の書」から「犬の博物館の外で」まで読んだことがありわりと気に入っている。

気が滅入ったときに読み直すことにしよう。